マタイ25章14節~30節 「タラント」

Ⅱコリント8章1節~5節にはマケドニヤにある教会であるピリピ、テサロニケといった貧しい教会のことを経済的に豊かなコリントの教会にパウロが紹介している箇所です。パウロは云います。「マケドニヤにある教会は主を愛して素晴らしい歩みをしています。裕福なコリントの皆さんもそうしてください。」とパウロは言っているわけです。ここで問われているのは表面の形ではありません。なかなかな見えない『心』が問われています。

たくさん笑いましょう

真面目なことは良いことだ。しかし、あまりにも真面目に硬直してしまうと、一つの見方しかできなくなり、考え方が狭くなる。ユーモア、ウイット、ジョークは、生真面目の道からちょっとはずれて物事を眺めなければならない。

 アインシュタインは、こう言った。「自然科学であれ、社会科学であれ、進歩は常に連想力にもたらされる。一つの事から、何か他人が思いつかないことを連想できる能力が必要なのだ。」ジョークを理解するには、素早い頭脳の反応 連想力と、多角的な幅広い知識が要求され、絶え間のない訓練になるのだ。だからジョークを馬鹿にしてはならない。

(ラビ・M・トケイヤー著:ユダヤ格言集)

半世紀以上前、世界は大きな戦争を経験した。ヨーロッパではナチスがドイツの政権をとりファシズムの嵐が巻き起こり、周りの国々はナチスの脅威に戦慄を覚えた。そんな時代に一本の映画が作られた。それは、真面目な映画ではなくふざけたジョークに満ちた映画だった。題名は『独裁者』..。時の人、チャーリー・チャップリンによって制作されたものだった。ヒトラーは演説で人々を魅了したが、チャーリーも映画の中で素晴らしい演説を行って独裁主義の愚かしさを笑い飛ばしている。