聖書箇所「創世記14章2節~24節」

説教題「戦争」

説教 吉永功一

 聖書のエキス 

ソドムの低地は、ロトの欲望をかなえてくれるものに満ちていました。ロトは一時の満足を覚えたかもしれませんが、欲望はそこに留まることを知りません。彼を更に強く引き付ける町、ソドムがありました。そこには、華やかさや贅沢なものに溢れている欲望の町でした。

 地道に毎日をコツコツ生きるよりも面白おかしく生きることをその町は、誘い掛けてきました ソドムは、そういう魅力と刺激に満ちていました。彼はフラフラとその香りに引き寄せられついにはソドムに暮らす人になりました。彼の願いが実現したのです

 しかしそのような暮らしは長くは続きませんでした。そこは欲望の町でした。欲望をわがものにしようとする者たちが、見過ごしにするはずはありません。略奪者たちによってその繁栄は吹き消されてしまいました。

カエルと聖書

教会の玄関にある幸福の木の葉の上に大きな『アマガエル』を発見。調べてみるとどうやらそれは、『オキナワアオガエル』のようだ。大きさは4センチから7センチとある。昆虫を餌とするようだ。「ガジャン(蚊)」も食べてくれるのかな?

聖書にもカエルが登場する。出エジプト記8章1節~15節。 エジプトの王パロがイスラエルの民を開放しないので神はモーセを用いてカエルでエジプトの民を悩ませた。至る所にカエルがナイル川から這い上がってエジプトの民は閉口した。エジプトにとってカエルは神の化身であった。その神の名前は『ケヘト』頭がカエルで体が女性として描かれる女神。カエルが多産と云うことからケヘトは多産の神である。その神の素になったカエルがエジプトの民を苦しめたという記事は実に皮肉に満ちている。復活の神でもあるケヘト。しかし現実は、カエルが大量に死に悪臭はエジプトの地を覆った。