ヨハネ11章17節~27節
「ラザロのよみがえり」
説教 吉永功一
聖書のエキス
今日の聖書の箇所は、ラザロのよみがえりの箇所です。最近では蘇生技術がよくなって多くの人が死の境から帰還しその証言も本になっています。そして聖書が言う『復活』も死を超えて新しい霊の体の復活が言われています。にかよった現象に見えますが。本質は大きく異なります。蘇生は死んではいない状態からの生還。復活は、死んで新しくされた体の復活。ラザロの場合、この両者とは異なり、いわば両者の中間に位置する状態と思われます。ラザロは完全に死にました。そして死んで四日の間墓の中に安置されていました。そして四日後に神の力によって死んだ体に命が吹き込まれ元の体の状態に回復します。苦肉の策として『復活』とは呼ばず 『よみがえり』としました。このラザロのよみがえりは後に来る霊の体をもっての復活につながっています。受難節のおりに体の復活の希望を覚えましょう。
ともしび 創刊号
教会を整理していると「ともしび」という文集が出てきた。懐かしいガリ版刷りである。1973年12月30日発行とある。町川洋三牧師の時代のもので、巻頭言で町川師は、『一人一人の小さな「ともしび」も持ち寄る時に明るい光となります。私たち沖縄中央教会の兄弟姉妹みなが協力して主イエスの御再臨を待ち望みつつ賢い娘たちのように、油を用意し、「ともしび」が、消えないようにともし続けましょう』と結んでいる。投稿者は、町川夫人から始まり信徒5名の名前が連ねられている。そして編集後記にはこう書かれている。『五月二七日礼拝後の総務局部会の時でした。ささやかでよいから教会の歩みが分かるような文集を作りたいという意見が出ました。当初は九月か十月に発行しようという計画でしたが、原稿の募集が、少なかったり教会の行事がかさなって発行が遅れました。とにかくここに「ともしび」(創刊号)を発行できてうれしく思います。』と結んでいる。